ひとくぎり

長い2日間が終わった。
簡単なオペとはいえ、やっぱり終わるまではずっと不安だった。

父のからだからは数本の管が出ていて、終わった直後は全身麻酔のために意識も半覚醒の状態で朦朧としていた。微妙に手が宙に浮くので、そっと触れた。こんな状態でも私の手が、誰の手かわかるんだね。
母は父の酸素マスクや管や、点滴のルートそして術後管理のモニター類の音に圧倒されていた。この場所の雰囲気は、呼吸を速めるよね。
だから私の話す言葉は、母の落ち着く音域で、いつもよりゆっくりめに話をしつつ、説明を加えた。


ずっと父の傍にいて、いることが出来て、本当に嬉しかった。
その後実家に泊まり母と2人明け方までビールを飲みながら話した。


今日、一本また一本とルートが外れていき、
徐々に快復し笑顔を取り戻していく父を見て安心して病室を去った。



贅沢な時間だ。
わたしは今、今まで生きてきてこの上ないくらいの、贅沢をしていると思う。


術後、人手の足りない夜勤の看護師さんが一生懸命で、
忙しすぎてなかなか足を運びきれないところを一緒にケアさしてもらい、
予定時間を越えても淡々と父のからだと真剣に向き合ってくれたドクターに御礼を伝え、
母とずっと一緒にいて、

・・・昔から、本当はずっとそうしたかった。だけどわたしは違うことを選んできた。
ずっとそうしたかったことを、

遅くなったけれど、
今になって思う存分にした。



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私自身もそろそろ、このループを1つ抜けだそう。

やっぱり、きっとみんなそれぞれに正しくて、そしてそれぞれに一生懸命なんだと思う。


だから、色んな事を、もっと知ろう。あと少しでも、わかろうよ。

ひとつ。そしてまたひとつ。




もっと柔軟にいこー。
身体もやわらかくなろー。ついでに筋肉もー。脱鋼っ!
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by bstones178 | 2010-07-14 18:58
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